【企画が動き出す中で】
少しずつ、カレッジの中身が具体化してきました。
ファシリテーターの方を中心に、中身の議論を重ねる中で、トークテーマやプロセスをどう組み立てるのかが鮮明になってきた。それは単にプログラムを組み立てる作業ではなく、一人ひとりの想いを形にしていく活動だと思います。
話を重ねるたびに、「農」と一口に言っても、その中には無数の物語があることを痛感しています。私自身、農業に本格的に従事したことがないために、話を重ねれば重ねるほどに、その奥深さや面白さに気づくことができ、本当に貴重な経験をさせていただいていると感じます。
【登壇者の想い】
今回ご協力いただく農家さんたちは、本当に多彩です。
新規就農で新たな挑戦している方もいれば、農業一筋で人生を歩んでこられた方もいる。
それぞれに「なぜこの道を選んだのか」「何を守りたいのか」「どんな未来を描いているのか」があり、その背景には家族や土地、仲間との関係が深く息づいている。
その一つひとつの言葉が、企画を作る上での原動力になっています。
【大切にしたいこと】
今、私が一番大切にしたいのは、このリアル感・手触り感です。
企画として整っていく中でも、数字や構成だけでは伝えきれない「人の想い」や「現場の空気」をどう届けるか。
農家さんたちの普段感じている些細な想いや、困難に対して心が折れそうになった経験でさえ、オーディエンスにとって貴重な教材になると思います。
その“生々しさ”こそが、このカレッジの価値になると思っています。だからこそ、当日は完璧な流れよりも、むしろ人の熱やリアルな声が交わる瞬間を大切にしたい。
予定不調和な場になることも想定されますが、そうしたリアルも感じてもらいながら、来場者の方にも「来てよかった」と思っていただける企画を突き詰めたいと思います。
土井悠起(類農園)
doi-y@rui.ne.jp
コメント
コメントを投稿