一年の計は田でせよ
聞き手:窪 一@NPO法人ハンサムガーデン 2025.10.02
大宇陀の造り酒屋、久保本家酒造の当代が始めた酒蔵カフェその名も「はなれ」におかみさんの康子さんを訪ね話を聞きました。久保本家酒造としてお酒と料理を楽しむお店を出されたのはずいぶん古くて、日本橋と難波の地下街に「初かすみ酒房」は2店舗あります
廃れない価値とは何か
酒蔵が食事を楽しめるこうしたお店を出したのは先代の頃から。「おでんとだし巻き卵、枝豆やめざしといった酒のアテと自前のお酒を楽しんでもらうスタイルです。もう50年以上も続くところをみると、こうしたものは、すたれにくいのでしょう」とのこと。コロナの頃、休業を余儀なくもされたのだけど、のれんをまたかけてお店は続いています。その流れもくみながら大宇陀の街道沿いに建てられたのがこのカフェ「はなれ」です。
人が事業を支える
久保本家酒造は、「生酛造り」という昔ながらの手作業によるバランスを整える酒造りされるのですが、林業と酒米づくり、それと飲食店を経営される。以前、当主の順平さんに聞いたのですが、「一年の計は田でせよ、百年の計は山でせよ、それ以上は人でせよ」という家訓が久保本家酒造にはあるそうです。田んぼはもちろん一年かけて酒米を作り、山守が維持する山林は水を涵養します。お酒造りはもちろん、お店も人が支える。
宇陀地元のものを楽しんで欲しい
おかみの康子さんはこのカフェ「はなれ」でお酒を楽しむメニューもだされるのだけど、
地元野菜を使った発酵ランチを提供されています。スタッフの女性たちときりもりするこの
お店でも久保本家酒造の人と宇陀の野菜が皆さんをお待ちしていてます。
久保本家酒造 酒蔵カフェ はなれ
〒633-2164
奈良県宇陀市大宇陀拾生722-6(道の駅前)OPEN 11:30~16:00
TEL 0745-83-0010
久保本家酒造WEBサイト https://kubohonke.com/
窪 一 (所属:NPO法人ハンサムガーデン)
メール:jim@handsomegarden.com
就農17年目のレタス農家。
小農的オーガニックは生化学でも経営学でもなくて
キッチンと食卓にあるものだが信条。
本事業では広報を担当。
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