こんにちは!編集長のくわたさなです!
今回は奈良県宇陀市全域で活動されている伊藤佑一さんをQ&A方式でご紹介いたします!
私は実際に伊藤さんを取材させていただいて、まずあまり知らなった「養蜂」というものを知り、養蜂家になるまでのとても狭き門を突破するストーリーを知ることができました。
それでは、どうぞご覧ください!
元サラリーマンが語る、養蜂業の魅力と厳しさ
東京で会社員として働いた後、養蜂家として独立した伊藤さんにインタビューを行いました。養蜂を始めたきっかけから、その仕事の魅力や厳しさ、そして今後の展望まで、幅広くお話を語っていただきました。
Q. 養蜂を始めたきっかけを教えてください。
東京で会社員として働いていたのですが、あまり仕事が自分に合わなくて。そんな時にハローワークで新規就農の支援事業があることを知りました。もともと牧場経営にも興味があったので、まずは初期費用が一番かからない養蜂から始めてみようと思ったのがきっかけです。たまたま養蜂の研修制度があったので、愛知県の一宮で5年間修業し、その後地元である宇陀市で独立しました。
Q. 養蜂の仕事内容と、その魅力について教えてください。
主に西洋ミツバチを育てて、ハチミツを採取しています。養蜂の仕事は、大きく分けて3つあります。まず、ハチミツを採取して販売すること。次に、イチゴ農家さんのように、花粉交配が必要な農家さんにミツバチを貸し出すこと。そして、ミツバチそのものを販売することです。
養蜂の魅力は、やはり大自然の中で仕事ができることですね。養蜂家は、ミツバチが花を求めて移動するので、季節の移り変わりを肌で感じることができます。ただ、自然が相手なので、天候に左右されることも多く、そこは難しい点でもあります。
Q. 養蜂を始めてから、大変だったことはありますか?
養蜂を始めてから、ミツバチにつくダニの薬が効かなくなり、薬物耐性を持ったダニが繁殖してしまったことがありました。その影響で、ミツバチが大量にいなくなってしまった時期は本当に大変でした。また、宇陀市ではスズメバチの被害を受けたり、北海道ではクマにハチ箱を襲われたりすることもあります。
一番大変なのは、収入が安定しないことです。ハチミツが採れない年は、どうしても収入が減ってしまいます。そのため、養蜂家の中には、ハチミツが採れない冬の時期に、出稼ぎに出て収入を補っている人もいます。
Q. 宇陀市で養蜂をすることの魅力は何ですか?
また、宇陀市で生産されたミツバチは、品質が良いと評判で、他の養蜂家からも高く評価されています。ただ、宇陀市は山間部が多く、広大な土地が少ないため、大規模な養蜂には向いていません。
その反面、小規模でも丁寧にミツバチを育てることができ、高品質なハチミツを生産できるのが宇陀の魅力だと思います。
Q. 将来の目標について教えてください。
まずは、ミツバチの数を増やして、安定した収入を得られるようにしたいです。そのためには、ミツバチの病気や害虫の対策をしっかり行い、健全なミツバチを育てていくことが重要だと考えています。将来的には、養蜂を始めたい人に技術を教えたり、ミツバチを貸し出すことで、地域貢献にも繋げていきたいです。
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