生産者と食卓をつなぐ「さんとこマルシェ」
名称に込めた生産者の情熱
連載第2回となる今回は、ついに決定したマルシェの名称についてお伝えします。その名もズバリ、「さんとこマルシェ」です。
この「さんとこ」という響き、皆さんはどう感じますか?これは、「○○さんとこの野菜が食べたい」「○○さんとこに食べてもらいたい」という、私たち農家とお客さん、お互いの顔が思い浮かぶような、温かいマルシェにしたいという想いから生まれました。誰かを思って作った野菜や、誰かが自分を思って作ってくれた野菜って、本当に格別に美味しく感じますよね。その繋がり、その温かさこそが、このマルシェの核となる部分だと僕は思っています。
宇陀市農家、夢のオールスターズ結集!
さて、そんな想いを形にする上で、何よりも大切なのが協力してくれる農家の仲間たちです。前回から多くの農家に声をかけてきた結果、驚くべきことに、個人・法人含めて宇陀市内の20名近くの農家が協力してくれることになりました。
これほど多くの農家が一堂に会し、一つのマルシェを作り上げるというのは、今まで宇陀市ではなかったことではないでしょうか。まさに夢のようなオールスターズの結集です。
会場には、彼らが誇る自慢の逸品が並びます。ほうれん草、小松菜、白菜、大根、蜂蜜、花苗、キウイフルーツ、さつまいも、チンゲン菜など、季節を彩る多種多様な農産物が集まります。農家たちの情熱と技術が詰まった、そんな野菜をあなたに食べてもらいたい。それが「さんとこマルシェ」の願いです。
「楽しい」がコンセプト!農業体験ができるエンタメブース
今回の「さんとこマルシェ」のコンセプトは、ズバリ「農家が楽しむ、お客さんと楽しむ」です。美味しい野菜を売るだけでなく、訪れる皆さんにもっと農業の面白さを知ってもらいたい。
そこで、マルシェブースの横にはエンタメブースを併設します。このブースは、農業の「楽しいところ」を体験してもらうための場所です。有機農業で使う自然素材や、普段見慣れない道具、野菜の栄養の源である堆肥などを通じて、野菜作りの楽しさ、農業の奥深さを肌で感じてほしいと思っています。
僕自身、これまで子どもたち向けの農業体験や授業を行ってきました。その経験から、このエンタメブースは、子どもたちが目を輝かせて喜んでくれるような、そしてもちろん大人も楽しめるような空間にしたいと考えています。
このマルシェを通じて、農業のこと、野菜のことを深く知ってもらうことで、「宇陀にはこんなに面白い農家さんがいたんだ」「農業ってこんなに面白いんだ!」と、新鮮な驚きと発見を感じてもらえたら、これ以上の喜びはありません。
美味しい野菜が集まり、笑顔と楽しさが溢れる「さんとこマルシェ」。ぜひ、ご家族、ご友人と一緒に、宇陀の恵みと私たちの情熱に会いに来てください。皆さんのご来場を心よりお待ちしております。
さて、3回目となる次回は、「野菜セット」「予約販売」、そしてマルシェのもっと詳しくをお送りします!
そちらの記事も是非お楽しみにしてください!
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